お歳暮を贈ろう

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お歳暮:お歳暮についてA

■ お歳暮:お歳暮についての豆知識A

  • 日本には仏教の「盂蘭盆会〔うらぼんえ〕」、つまり先祖供養の行事「盆」があります。この盆には、迎え火や盆踊り、送り火などの様々な儀式があり、その内の1つに「盆礼」があります。これは親や親戚、近所の人々の間で霊前に供える品物をやりとりする習慣でした。盆礼は一部の地域では生御霊〔イキミタマ〕とも呼ばれ、死者を供養すると共に、生きた魂も供養する考え方の下、物品を取り交わしたようです。これが中国の中元の供え物と結びつき、現在のように盆の時期に贈り物のやりとりをするようになりました。この慣習は室町時代の公家の間で広まり、江戸時代になると庶民の間でも定着しました。歳暮は、元来新年に年神へ供える物品を、年の暮れに本家や家元に持っていく行事でした。今でも新巻き鮭や数の子などを贈るのは、年神様に供えるお神酒〔みき〕の酒肴に由来するといわれています。これもお中元同様、江戸期に庶民層に普及したようです。
    贈る品物は、食料品が多いようです。その内訳は、お中元ではビールが多く、お歳暮では『海産物』『食肉加工品』『日本酒』などが多いようです。食料品は、趣味嗜好が少なく、無難で、無駄になりにくい点が受けているのかもしれません。頂きたいものとしては商品券なども人気があるようですが、贈る側としては、「気持ちが伝わらない」「贈り主の個性が表れない」と思う人が多く、あまり浸透していないようです。また、目上の人に商品券を贈ったり、年配の方に肌着などを贈るのは失礼ととられる場合があるので、注意が必要です。直接お届けに訪問しない場合、デパート等からの直送便に挨拶状を同封するか、荷物が届くころに合わせて別に書状を出します。送った品物や日時などをその書状に書いておくと、贈られた側が後で誰に何を頂いたか思い出したり、万一何らかの事情で届かなかった場合に有用です。包装には赤・金で蝶結びの水引と熨斗〔のし〕紙をつけます。そして表書きは水引の上側に「御中元」「御歳暮」と書き、中央下にその文字よりは少し小さめに名前を書きます。当方・先方のどちらが喪中であっても、贈ることができます。しかし、ごく最近に不幸があって先方が気落ちしているなどの場合は時期を遅らせ、「暑中見舞」「寒中見舞」として贈る方が心遣いが伝わります。お返しは礼状のみで良いです。ただ、感謝の表現というより親交を深める意味で友人などから贈られた場合は、同額くらいの物を贈ってお返しとしても良いでしょう。
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